プチ整形ブログ
若い人の方が傷が早くきれいに治る?
この質問は、年齢が高くなると傷の治りが悪く、きれいな傷跡にならないとの意識からでてくるのでしょう。
しかし、現実はこの逆です。
若い方ほど傷の治りに時間がかかり、年配の方の方が早く傷跡が落ち着きます。
これは、若い方の細胞が元気なので術後の反応も強くでるからです。
ですから、傷痕がケロイドのように盛り上ろうとする力も、若い方のほうが強いといえます。
そういうわけで、若年者のほうが、見た目に傷跡の赤みが引いてくるのが年配の方よりも遅いことが多いのです。
逆に言うと年配の方では、傷跡がの発赤が早く引いてきます。
ですから、年配の方の場合は、傷痕が落ち着けばもう「消えた!」といえるくらいになることもあります。
ただし、これは一般的な傾向ですから必ずしもこうなるとは限りません。
しかし、一般の方々の先入観とは逆の現象が起こると言う意味で、私にとっては印象に残る事なのです。
最初のカウンセリングの時の脳の中
「極端な言い方をすると、将棋の初手で何が最善であるか、というところまで行きたい」
上の言葉は、米長邦雄、羽生善治共著、「勉強の仕方」(祥伝社文庫)の羽生四冠の言葉です。
日本を代表する棋士と一緒のレベルではありませんから、なんとも失礼なこととは思いますが、以前から私が思っていた事と同じような内容を偶然読んだので驚きました。
勿論、私の場合は当然医療についてですが、最初に患者様を診て何がベストかを迅速に的確に判断したいと思っているのです。
まず、最初のカウンセリングでご相談を受けたときに、ご説明する前に私の頭の中では色々なことを観察、チェックして考慮時間を使用しています。
まずは、私の腕で治療可能かどうか。
無理な場合はどうするのか。根本的に無理な場合はその旨を話しないといけませんし、大学病院等に紹介する場合もその目的をご説明しなければなりません。
治療可能であると判断した場合は、どのような手段をとるのか。
そしてその方法は、今回の場合は可能なのか、適しているのか。
他には手段はないか。
また、局所のみを観ているのではなく、その方の環境、お仕事の都合、通院可能かどうかなど他にも色々確認しないといけないのです。その大局観の中で、自分の答えを出して、ご説明をしているのです。
というわけで、傍目にはボ~っとしている様に見えても、案外めまぐるしく脳みそは使っているんです。
f^_^;
たとえは「シミ」でも、口で言うのは非常に簡単ですが、同じシミでも個人個人によってまったく違います。
ですから、治療も違ってくることはよくあります。
二重まぶたを作る埋没法も同じと言うことはありません。
微妙にすべて違います。
これらすべてにおいて、同じように最高の結果を出すということは、当然のことですが簡単ではありません。
それどころか大変なことだと言えるでしょう。
しかし、何とかこのレベルに近づきたいと思っています。
医者の腕
単にラーメン屋といっても色々あります。行列のできる店から、・・・・な店まで様々です。手術も先生によってかなりやり方が違っていると思います。
たとえば脂肪注入では、学会での論文を読んでも細かい部分は先生によってずいぶん違っています。
では、どれが正しいのでしょうか?
正解は無いと思っています。
どの先生も自分の経験からくる解決法としてされているのでしょう。
基本的な方向性が間違っていなければ根本的には間違いは無いのだと思います。
逆にまったく同じ方法で多くの先生がされたとしても、結果は微妙に違うとも思っています。
同じ論文を参考にしても、先生によって解釈が若干違ったり、言葉では表現できない感覚もあるからです。
ですから、ある手術法について論議を行うにしても、一般的な評価しかできないと思います。
同じ埋没法を論じる場合でも、A先生の埋没法とB先生の埋没法の解釈は微妙に違うと思います。
手術の腕は一概には決められません。
たとえば、先日埋没法の話で、ある先生は施術中に目の裏側に入れる角板について、眼球を保護するだけだと言いましたが、私はちょっと違うのです。私にとっては角板の使用はそのことと同時にもう一つ重要な意味があるのです。
このように同じ行為でも解釈が違う事はあり得るのです。
しかし、この使用の意味が違うからと言って、手術の技術の優劣がつくわけではありません。
技術とは別問題です。結局二重をつくるという目的を達成する事が重要なのですから。
ただそれぞれの先生によって同じように見える埋没法でも解釈、解決法が違っている、違っていてもおかしくはない、ということが言いたいのです。
また、同一の先生でも、その結果に対する評価は施術を受けられた患者様によって違ってくる可能性は当然あります。
たとえば同じ先生が二重の埋没法を行ったと仮定した場合に、Aさんが受けられたときには好みのラインにうまくなったけど、Bさんの時にはあまりご希望通りにはいかなかったとします。
そうしますと、Aさんにとっては「腕のいい先生」ということになりますが、Bさんにとっては「あまりいい腕ではなかった」という事になってしまいます。
しかし、Bさんのまぶたの厚みが大きいなどの理由があり、埋没法が難しい場合だったとします。術前のカウンセリングの時に先生がBさんには埋没法があまり適していない事を説明していて、そのことをBさんもある程度承知していて埋没法を受けられたとしますと、意味は違ってきます。
そこではまた違う評価になっている可能性もあるでしょう。
では、「腕のいい先生」を見つけるとして、何かいい目安はないのでしょうか。
私には今のところわかりません。
結局、皆様の方から見て、カウンセリングの時に納得がいくと同時に、雰囲気や感じが自分と波長の合いそうな先生、自分と相性のよさそうな先生に診てもらうことが、現状ではベストでしょう。
そういう先生なら、どんな経過でも話を聞いてもらえるし対応してもらえると思うからです。
イブニング・セミナー
というか、私は座長を依頼されていましたので、司会進行を行なったのですが。
テーマはテノールについてで、テノールの使用法や工夫を聞きました。
他のクリニックの先生方も色々と頑張っておられます。
内容を聞いていて、さらにテノールの良さを実感しました。
アンチ・エイジングの最初の一歩
現在の美容医療では、レーザーをはじめ様々な「かさぶた」を作らない治療が主体となっています。
昔から行われている治療としては、例えばフェースリフトはゆとりのある皮膚組織を切除して皮膚の張りを戻そうとする方法ですし、脂肪注入はへこんだ部分のボリュームを増やすために行ないます。
このようないわば物理的な治療法は、程度こそあれどうしてもダウンタイムが存在します。
これに対して、現在はできるだけダウンタイムを作らない治療がメインになってきている訳ですが、これらの方法は、全体的に言えば個人の自己治癒力ともいうべき組織反応に頼っています。
例えばコラーゲンを作らせる能力に頼るということは、どうしても年齢や体質などの個人差を生じてしまいます。
つまり「あの方法は良かった」という人と「あの方法は全然効果がなかった」という人も存在させてしまうということになります。
この治癒力という能力を少しでもアップさせることは、自力ではどうしようもないことなのでしょうか。
私はある程度はアップできると考えています。
それは、心身の健康です。
健康を維持するということは、体の免疫力が正常でないといけません。
つまり免疫力を改善させることにつながります。
この結果治癒力もアップすることになるのです。
ですから、肌の張りを改善させたり、シワを改善させたいという場合は、まずその一歩は自分の健康管理から始まると思っています。






