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お天道様のご機嫌のままに(10/1/20)
「女心と秋の空」という言葉がありますが、別に女心について語るのではありません。

ただ、「人の心、思い、感情」にしても「運命、その時の境遇」にしても「空」と似たようなもんじゃないかって。

こういうものの移り変わりも、なんか地球全体に広がっている天候と似ているんじゃないかって思ったんです。


天候は、晴れもあれば雨もあるし、雪や時には台風だってあります。
ただ、ずっと同じ天候ということはないんですね。

私の住んでいるところで快晴であっても、地球の裏側では暴風雨かもしれません。

諸行無常のごとく、どんどんと移り変わることですから、そんなもんだと思っていれば良いのではないでしょうか。

よく「私だけがなんで~なの?」とか「私なんかいつもこうなっちゃうんだ」なんて嘆かれる方がおられますが、私はいつも「悲劇のヒロイン(なぜか私の知っている人では女性が多いんです)」志向と呼んでいます。


地球全体の気候は、全体で一つなんです。すべてかかわりあっています。

そう思えば、「自分だけが悲劇のヒロイン」というストーリーにならなくてもすむんじゃないかと思います。

私は、自分の中の天候を文字通り「日本」で良いと思っています。
四季折々の思い、境遇、感情を味わえれば良いのではないでしょうか。

それでいうと、たとえば禅宗の修行僧は、南極の昭和基地にて暮らしている方と同じかもしれません。置かれた状況をあえて厳しくされているという意味です。

でも、私たちが自らを酷寒の地に置くごとく暮らす必要はありません。
なんなら、常夏の地方でも良いんです。


ちなみに占いは天気予報と似ているかもしれませんね。

この冬に関しては当初は暖冬という予想でしたが、日本海側の方たちはどう思いますかね。

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コツコツ(10/1/13)

皆様、お年始にはいかがお過ごしだったでしょうか

2010年も13日経ちました。

そういえば、大相撲ですが、魁皇関が幕内808勝 単独1位に なりました。

魁皇関のファンというわけではありませんが、この記録には心からの賛辞を送りたいと思います。

全勝優勝や連勝記録などの場合は、まあ本人の状況にもよりますが挑戦するチャンス、可能性は複数回あるわけです。

だけど、阪神タイガースの金本選手や今回の魁皇関の記録というのは、もうこの方の人生で1回しか作ることができない記録です。

もう人生そのものという記録です。

正直なところ申しわけありませんが今の横綱のような、派手な強さは感じません。

しかし、打たれ強いというか我慢強い力、不思議な魅力を感じます。

これからも精進されると思いますが、応援したいと思います。

所で、今の医療では、完璧な、理想といえる治療というレベルにはまだ達していないのだとつくづく思います。

たとえば体から腫瘍を摘出するためにはたとえ小さくともどっかに穴をあけるか切り開かないとできません。

放射線治療なども切らないにしても、完全に取れたかどうかの確認が難しいし、正常組織への影響もあります。

昔できなかったことができるようになったのだからいいじゃないかとも思いますが、もっといい方法はないかとつい考えてしまいます。

美容形成外科領域でも、たとえば、もっと簡単に二重まぶたは作れないか、簡単にシワをなくせないか、などたくさんの悩み?が出てきます。

痛くない安全な方法は時間がかかるし、早く治療できる方法は痛かったり傷を治す期間が必要です。

天才ではないのでなかなかひらめきませんが、いつかひらめくかもしれません。
人生にコツは二つあると聞きました。それは「コツコツ」。

魁皇関に教えていただいたようなもんですね。
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人生相談で思うこと(09/12/25)
私は、掲示板などでご質問にお答えしている側ですが、いつも思うことは「これでOKなのだろうか」ということです。

昔は「身の上相談」とも言いましたが、人生相談は、新聞や週刊誌など色々なところで目にします。

私は、こういうところに相談する人って、どういう心境なのだろうと前から思っています。
別に是非は関係ありません。

でも、よほど切羽詰っておられるのかもしれませんが、実際にその相談が採用されるかどうかはわからないし、紙面に載ることは事前に連絡してあるのかもしれませんが、早いといってもやっぱり時間がかかりますよね。

おそらく、相談する人の何割かは、もう自分の考えを決めているのではないかと思っています。

だから、それと同じ様な回答を書いていてくれていたら、それを「後押し」として利用するのかもしれません。

また、周りの人間や、いろんなところに出しまくるマニアもいたりして。

そもそも、私は回答者の「私だったら~」というコメントもアテにしない方がよいと思っている方なんです。

だいたい、生まれも育った環境も違うのだし、お会いするわけでもなく、1枚のはがきからコメントするだけでしょう。
だから、適切なコメントをできているとは言いにくいのではないかと思っているからです。

ただ、相談する人がもしも非常に偏った考え方をしていた場合に、それに気づくチャンスになるかもしれませんから、全く無駄とも言いませんが。

でもね、もともと偏った考え方の人なら、相談もしないだろうし、そういうコメントは聞かないでしょうけどね。
(^_^;)

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手術のプレッシャー(09/12/17)
私たち外科医も手術中は、ある程度以上のプレッシャーを持ち続けています。そのプレッシャーの中で常に心掛けていることが2つあります。

一つは万一の予想外の状況への対応です。ゴルフでいうトラブルショット後のリカバーショットです。これは手術を開始する前の麻酔を行う時も入りますし、当然手術経過も入ります。
この時に迅速に対応できるようになるには、やはりある程度の経験が必要です。

もう一つは、術前から手術中を通じてのイメージ、読みです。これは囲碁や将棋に似ているかもしれません。読みは正確でないといけません。勝手読みではうまくいきません。

この二つに注意しながら、見た目には平然と手術をしているのです。

医者になって間がない頃に指導していただいた先生に言われたことを思い出しました。「外科医は手術中に何があってもアッと声を出してはならない。黙って迅速に対応しろ。」です。

その訓練として、お化け屋敷やジェットコースターで肝を鍛錬するのだ(?)とも言われました。


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人生、意気に感ず!(09/12/12)
最近読んだ本のことですが、素晴らしい本に出合いました。

藤沢秀行著 「人生、意気に感ず」です。

この方は囲碁の棋聖というタイトルを6回も防衛されたすごい方なのですが、私生活も派手で深酒やギャンブルのために多大な借金もしたりで、非常に波風の強い人生であったそうです。

その本の中でも印象に残っているのが、以下の文です。

 

『自分の工夫から生まれた一手は、その棋士の人生経験も含めて、あらゆるものが凝縮されているといっても過言ではない。』

『私は、碁も書も、全然ヘボだと思っている。だから、死ぬまで努力しなければならないのだ。』

『努力というのは、報われるまでがなかなか大変だが、いったん怠ると、その影響はてきめんに出るから恐ろしい。』

上記の「棋士」は「医師」に置き換えても十分通用します。

私も、医者になって27年になりますが、今でも形成外科、美容外科、皮膚科、整形外科についてわかっているかと考えると、まだまだほとんどわかっていないのと同じじゃないかって思います。そういう意味で私も「ヘボ」の部類です。

だから、ずっと修行するということになると常々思っていましたので、全く同じ気持ちでした。

最初の文を私なりに表現すれば、こうなります。

私は卒業後、整形外科、形成外科と入局しましたが、今現在の自分はどんな方がご相談に来られても、「この説明は形成外科」「この説明は整形外科」なんて区別はできなくて、いつも「私」全てで相対しています。

つまり今までの経験全てを活かした自分が今ここにいるんだということです。


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